ドル円などの為替相場は、株式市場とは違って24時間ず~っと取引することができます。
ですが、週末の土日は必ず休み!
そこで気になるのは、「月曜日の何時から為替相場は取引開始されるのか?」そして「金曜日の何時で為替取引は終了するのか?」ってことです。
基礎的でとても重要ですが、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
為替相場は月曜日の何時に開始される?
結論を申し上げると、為替相場は月曜日の7時から開始されます。
これはある月曜日の朝の1分足チャートです。
週末に米中の貿易摩擦が激化し、世界の景気見通しが悪化しました。
その結果、安全通貨である円が買われ、朝7時の開始早々に窓を開けて円高ドル安が進行していますね。
これはドル円のチャートですが、他の通貨も月曜の朝7時から取引が開始されます。
為替相場は金曜日の何時が引け(終了)になる??
為替相場が終わる時間は、季節によって変わってきます。
夏時間は3月の第2日曜日~11月の第1日曜日まで。
じつは1年のうち半分以上が夏時間。
この夏時間では為替は金曜日の0時を回って、土曜日の朝5時50分まで取引されています。
夏時間以外の期間は冬時間となり、終わるのが1時間伸びます。
冬時間は土曜日の朝6時50分まで取引されています。
1週間のトータルの取引時間で見ると、月曜日に始まる時間は同じでも、冬時間の方が1時間長く為替市場が開いていることになりますね。
夏時間、冬時間という制度は欧米の習慣ですが、まったくこんなの廃止して欲しいものです!!
夏時間 | 冬時間 | |
月曜日の取引開始時間 | 7:00 | 7:00 |
週末の取引終了開始 | 土曜5:50 | 土曜6:50 |
月曜日の取引開始時間を利用したFX必勝法
では最後に、月曜日の朝だけ使えるFXの投資方法を紹介します。
月曜日の朝は、土曜、日曜、2日分の世界情勢の変化を受けて、やっぱり変動が激しくなりがち。
特に何か重大な事件が発生すると、「窓を開けて」開始するようなことが多くなります。
先ほど紹介したドル円のチャートも、大きく窓を開けて始まっていますね。
窓を開ける:ローソク足チャートで、隣接するローソク足がぽっかりと”窓”を開けているかのように乖離する状態
もし月曜日のが月曜日の朝に大きく窓を開けて始まった場合、その後、その窓を埋めるような値動きになることが多いです。
たとえば、先ほどのチャートのように大きく円高ドル安で始まった場合は、その後戻してきて円安ドル高になるってこと。
では、先ほどの大きく窓を開けたドル円のその後の値動きを見てみましょう。
こちらはドル円の15分足チャート。
月曜日の朝、為替相場開始時に開いた窓が、その後の流れでしっかりと埋められているのがわかります。
月曜日の朝に窓開けを確認した瞬間、買いのポジションを取れば、しっかりと利益を出すことができますね。
逆に思いっきり円安ドル高で始まったとしたら、売りのポジションを取れば利益に繋がります。
もちろん、必ずこの動きになるというわけではありません。
そうなる確率がちょっとだけ高いというだけの話です。
毎週月曜日の朝は早起きして、為替チャートの窓が開いているのか確認するのを習慣にするのもいいかもしれませんね。