「為替相場はトレンドに乗る順張りが基本!!」
なんて言われていますが、そもそも”トレンド”ってなんなのでしょうか?
なんとなくイメージで上昇トレンドであれば、ず~っと相場が上がり続けている感じで、下降トレンドであれば、ず~っと下がり続けている感じではありますが…。
もちろん、その捉え方はまったく正しいのですが、明確なトレンドの定義を知っておいた方が、トレンドを捕えるのに役立つかもしれません。
トレンドの正体とはなんなのでしょうか!?
明確なトレンドの定義とは?
トレンド、というかチャート分析の基礎は”ダウ理論”から始まっているといわれています。
ダウ理論は100年以上前にチャールズ・ダウ氏が編み出した相場分析の方法論。
チャールズ・ダウ氏はダウ平均株価を算出しているダウ・ジョーンズ社の創業者のひとりであり、アメリカ経済の創成期を支えた大物。テクニカル分析の先駆者のひとりでもあります。
そんなダウ氏の理論がトレンドという概念の元になっています。
ダウ理論における”上昇トレンド”は「高値が前の高値を更新し、安値が前の安値を割り込まない状態」を指します。
下降トレンドはその逆で「安値が前の安値を更新し、高値が前の高値を上まらない状態」ということです。
これが、元々のトレンドの定義になります。
とはいえ、高値を更新し続けずに下がってしまった場合、トレンドはそこで途切れてしまいます。
トレンドの定義に厳密であれば、トレンドはちょっと続いてはすぐに途切れるを繰り返すばかりで、長期的なトレンドが形成されません。
これでは、あまり参考にならないでしょう、
というわけで、現在のトレンドの考え方は、ある程度ひとつの方向に継続しているチャートのことを指します。
トレンド相場を判断するには
FXで最も利益が出るのは、トレンド相場の流れに乗ることで得られます。
トレンド相場を判断するには、トレンド系のテクニカル分析を使用するのが有効です。
トレンド系のテクニカルにはたくさんの種類がありますが、有名なものを挙げましょう。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
- 一目均衡表
- DMI
あまり多くをテクニカル分析を併用すると、トレンドの判断が混乱してしまいます。たくさん使えば判断の制度が上がるというわけではありません。それよりも、一つのトレンド系テクニカル分析を習熟する方が制度は上がるでしょう。
基本の移動平均にプラスして、この中からひとつだけ使用するのがオススメなのではないでしょうか。