FXのテクニカル分析方法

移動平均線を使った押し目買いや戻り売りのやり方のコツ。

短期のFXトレードで最も効果を発揮する取引手法の一つに、「押し目買い」「戻り売り」という方法があります。

押し目買い、戻り売りのやり方や、そのメリットをお伝えします。

押し目買いとは!?

押し目買いとは、ある一定のトレンドを形成している相場で、ちょっと下がってきたら(押し目)反転を期待して逆張りでエントリーする注文方法です。

具体的な流れを見てみましょう。

押し目買い

画像は記事を書いている当日の30分足チャートです。

白い丸印の部分を確認してみると、移動平均線に近づいた後に反転しているのが分かります。この白丸部分が、押し目買い(戻り売り)のエントリーポイントだったってことですね。

 

トレンドというのは一定の方向に上下を繰り返しながら進みます。(ココ大事!)

強い上昇トレンドであれば、一時期下がったとしても必ず波を形成しながら上がり続けます。その下がった一瞬のチャンスを狙うのが押し目買いなのです。

上記のチャートを見れば、移動平均線にタッチした後、反転してトレンド通りに動いているのがよ~く分かりますね。

押し目買いのやり方

押し目買いや戻り売りのエントリーポイントを探るには、いろんなパターンがあります。

最もメジャーなやり方は「移動平均線を使う」か「トレンドラインを引く」のどちらかです。

トレンドラインは直近のチャートの高値を結んだりして引くのですが、個人的にはあんまりやっていません。なぜなら、個人の気分によってラインを引く角度があまりにも違ってしまうので、あまり参考にならないからです。(もちろん、厳密なルールを作ってトレンドラインを引いているのならば問題なんでしょうが…)

というわけで、押し目買いの参考にするのは移動平均線がオススメです。

もう一度、先ほどのチャートを見てみましょう。

押し目買い

白丸がエントリーポイントですが、うまい具合にトレンドに沿って反転しているのが分かります。

 

ポイントは”適切な時間軸”と、”それに合った移動平均線”を使うことです。

これがチグハグだと移動平均線もまったく役に立ちません。

 

上記のチャートは30分足で、移動平均線の設定は25です。(私個人は30分足チャートの、移動平均線25や50がお気に入りでよく使ってます)

このチャートを見るとうまい事押し目買いや戻り売りのパターンに合致しているように見えますが、これが移動平均線の設定を違う数値にした場合、まったく違った印象になります。

時間軸と移動平均線の設定は、押し目買いをやるにあたってすごぉ~~く大事なので、いろいろと研究してみてください。

 

慣れないうちは、私と同じように30分足と25の移動平均線を使うのもオススメです。

押し目買いの一番のメリット

押し目買いの一番のメリットは何でしょうか?

それは「反転を狙って大きな利益が得られること」でも、「勝率が高いこと」でも、「判断が簡単なこと」でもありません。

一番のメリットは損切りラインが狭く、かつ明確であることです。

もし移動平均線の辺りで反転しなければ、すぐに損切りすればOK!

なので、損失が拡大することがありません。うまく反転すれば、大きく利益を上げることができます。

 

押し目買い(売り戻り)の一番のメリットは、すぐに損切りできること。

これを肝に銘じて、損小利大でトレードすれば、たとえ勝率が悪くてもトータルでプラスになるのではないでしょうか。

押し目買いに押し目なし!?

押し目買いはとても有効な戦略ではありますが「押し目買いに押し目なし」という相場格言もあります。

上昇トレンドの中で下がって買いやすいタイミングを狙っていたら、ドンドン上がり続けていって、結局チャンスを逃してしまう…そんな投資あるあるですね。

時には、不確定要素を丸ごと飲み込んでチャンスを掴みにいかないとFXで大きな利益を上げることができません。

押し目を待つべきなのか?それともトレンドにダイブするべきなのか?

どちらも正しいといえると思います。問題は「自分がどちらのタイプのトレーダーなのか?」ということなのではないでしょうか。

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