1分、30分、1時間、1日、1週間…チャートの表示は様々な期間を設定することが出来ます。
どの期間を使っているでしょうか?
チャートを確認する時は、ひとつの期間だけを見るのではなく、いろんな期間のチャートを確認することが大事です。
期間を変えたチャートの見方を紹介します。
期間を変えてチャートを見よう!
普段見ているチャートの期間は、自分の投資スタイルによって変わってくると思います。
- 中期・長期投資家→週足や月足
- スイングトレーダー→日足や4時間足
- デイトレーダー→1時間足や30分足
- スキャルピング・トレーダー→1分足や5分足
ですが、たったひとつの期間だけ見ていては、投資判断を見誤ることがあります。
日足で確認して安値圏だと思っていたら、30分足では高値圏で推移していた…なんてのはよくある事です。
見慣れた時間軸のチャート以外のチャートも確認してみる事が、正しい投資判断の助けになるでしょう。
チャート確認手順の一例
例えば超短期のスキャルピングを行う時でも、その日の相場の流れを掴むために日足から確認していくのがオススメです。
①日足を確認し、長期のトレンドがあるのかを確認する。上昇トレンドなら、その日のスキャルピングはロングポジションだけで勝負する。下降トレンドなら、ショートポジションで勝負する。そんな風に作戦を立てるのも良いと思います。
②30分足や1時間足を確認して、数時間程度のトレンドを確認する。日足とは全く違うチャートが現れるので、日足の流れを参考にしつつも短期のトレンドを確認しましょう。
③1分足や5分足で超短期のトレンドを確認する。ここで最終的な売り買いのサインを確認します。ただしこの時間軸はあまりにも短い期間のため、激しく上下する場合があり、ダマシも多くなります。
スキャルピングはテクニカル分析よりも、上下に対する瞬発力勝負なので、テクニカル分析のシグナルは無視した方が有効な場合もあります。スキャルピング難しいですね(^^;
自分が得意な時間軸を作る
この例では超短期の取引を行う前に、相場全体の流れを掴むため、まず日足から確認していきました。これはあくまでも一例にすぎませんが、このように別の時間軸を見比べながら総合的に投資判断を下すのはとても大事です。
ただし、この判断も厳密にやり過ぎると、逆に投資チャンスを逃すことがあります。すべての時間軸でおなじサインが出るのを待っていたのでは、あまりにも投資機会が減ってしまう事もあるでしょう。
いろんな期間のチャートを確認するのは大事ですが、自分の投資する期間を元に、自分が最も得意な期間をひとつ作るのが大事です。
自分の得意な期間のチャートを軸に、その他の期間を参考として総合的に投資判断をするのが効率的でしょうね。