FX投資でのデイトレードは、もっともポピュラーな投資方法のひとつです。
レバレッジが効いていてハイリスク・ハイリターンのFX投資では、リスク管理のやりやすいデイトレードの方が長期投資より向いているといえるでしょう。
デイトレードとはどういった投資方法なのか?デイトレードの注意点は?
デイトレードで利益を上げるためのコツを紹介します。
FXのデイトレードってどんな投資法?
デイトレードはその名の通り、1日の内に売買を完結させる投資方法です。なので、デイトレードでは基本的に日をまたいでポジションを保有することはありません。
保有期間が短いので、リスクとリターンが限定的になります。保有期間の長短はそのままリスクとリターンの上下という事ですね。
FX投資に使える時間は人それぞれだと思いますが、普通に仕事があれば夜は寝なければなりません。ですがUSドルが最も活発に動くのはNY市場が開いている時間、つまり日本時間では深夜の時間帯です。緊急の報道や重要な指標の発表があるのも、この時間帯であることが多いです。
つまり日本時間の深夜にのんびり寝ていたら、翌朝に米ドルがとんでもなく上下している可能性もあるわけです。
デイトレードは少なくとも寝る前には、必ずポジションを整理します。深夜の大幅な上下による、思いがけない損失リスクを下げることが出来ますね。
「急な報道による思いがけない損失を防ぐことが出来る」というのが、デイトレードのもつ大きなメリットのひとつです。
デイトレードの保有期間と使用するチャート
デイトレードは1日の内に何度も売り買いを繰り返し、利益を上げることもあります。
デイトレードの中でも特に超短期で取引する方法をスキャルピングと呼びます。スキャルピングは数秒から長くても数分以内で売買を完了させます。通常のデイトレードであれば、その保有期間は数分~数時間とフレキシブルに変わってきます。
使うチャートは5分足~日足まで、幅広く投資判断の参考にします。
個人的にデイトレードで最も使っているのは5分足と30分足のチャートです。30分足チャートであれば、1日の動きと共に数日間のトレンドまで確認することが出来ます。そこで大きな流れを確認し、5分足で売買のタイミングを計るのがオススメ!!
デイトレードにオススメの通貨
長期投資には通貨の流通量が多い米ドルやユーロや円が向いています。超短期のスキャルピングは、とにかく為替の上下が激しい新興国通貨が向いているでしょう。
その中間であるデイトレードは、やりようによってほとんどすべての通貨に対応できると思います。
自分がFXに使える時間帯によって、取引する通貨を変えることも可能でしょう。
夕方あたりからユーロの動きが活発化するので、夕方~深夜にかけてはユーロ/円を取引する。深夜から朝方までFXに時間がさけるなら、ちょうどNY市場が開いているのでドル/円を取引する。そんな風にやってみるのも面白いかもしれませんね。
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デイトレードまとめ
デイトレードはその日のうちに売買を完結させる取引方法です。その特徴をまとめてみましょう。
- 日をまたいで保有しないので、眠っている間の予想外の暴騰や暴落を防げる。
- 1日で取引が完了するので、ファンダメンタル的要素を無視できる。
- 保有期間は5分~数時間を想定する。
- チャートの期間は5分足~日足まで最も幅広く参考にする。
- 通貨による向き不向きもあまりない。
デイトレードはファンダメンタル分析の影響があまりない分、テクニカル分析が最も参考になる時間帯といえるかもしれません。重要な指標の発表がない時間帯を狙えば、よりテクニカル分析が生きると思います。
トレンド相場なのか、ボックス相場なのかを日足で確認し、その後それぞれの相場で有効なテクニカル分析をピックアップ。その中から自分の得意なテクニカル分析を使用して、自分の得意な土俵で戦う事が、デイトレードで勝つポイントなのではないでしょうか。