株が取り引きされている東証は9:00~15:00と取引時間が決まっています。
ですが、世界中の通貨が取引されているFXの世界では、取引時間なんてあってないようなもの。24時間営業で取引されています。
そんな中でも各国の市場が開いている時間というのは、その国の通貨に強い影響を与えます。
例えば東証が開いている9:00~15:00の動向は、日本円に強い影響力を持ちます。日本がお昼の時間帯は日銀の発表がされる場合もあり、円が大きく動く可能性も高いです。
では、主要通貨であるUSドルとユーロが最も激しく動く時間帯とはいつなのでしょうか?
ニューヨーク時間帯とロンドン時間帯
海外には夏時間と冬時間というものがあり、季節によって市場が開いている時間がずれます。
ニューヨーク市場の時間帯
ニューヨーク市場は4月の第1日曜日に夏時間が始まります。10月の最終日曜日に夏時間が終わり、翌日から冬時間になります。
日本時間 | 期間 | |
夏時間 | 22:30~5:00 | 4月第一1日曜日~10月最終日曜日 |
冬時間 | 23:30~6:00 | 10月最終日曜日の翌日~4月第一土曜部 |
NY市場は日本時間の深夜から始まり、明け方に終わります。この時間帯には円ドルの為替の動きが活発化します。
FRBの金利政策発表や重要な指標が発表されたりもするので気を付けなければなりません。ドル円を保有したまま寝て、朝起きたら大変なことになっていた!なんてこともあるかもしれませんから。
ロンドン市場の時間帯
夏時間と冬時間が変更になる時期はNY市場と同じです。
夏時間:16:00~24:00
冬時間:17:00~1:00
日本時間の夕方あたりからユーロの動きが活発化し、その動きは日付が変わるころまで続くという事になりますね。
もし一日中相場に張り付いてスキャルピングをするとしたら、その時間帯によって取引する通貨を変えていくのが良いでしょう。
ユーロ/円やポンド/円は日本時間で夕方あたりから値動きが活発になります。その後22時~23時あたりにアメリカ市場が始まり、USドルの値動きが活性化する、という流れですね。
為替市場は24時間営業ですが、時間帯によってその国が昼なのか夜なのかが変わってきます。そういった影響を考えて取引すれば、取自分が引できる時間帯に最適な通貨がわかってくるのではないでしょうか。