ずっとFX投資を続けていて、なんとなく”勝てることが多い時間帯”と”負けることが多い時間帯”があるような気がします。
どうやら時間帯と為替の動きには、密接な関係があるようです。
私自身が勝率の上昇した時間帯と、その理由を紹介します。
FX取引で流れが変わる時間
FX取引では、1日に何度か大きく流れが動く瞬間が訪れます。
もちろん為替に重大な影響を及ぼすニュースや指標が発表されたりする場合もそうですが、毎日朝9時の東証が始まる時間帯もそれに当たります。
日々のチャートを見ていればわかりますが、午前9時前後から為替の動きが激しくなっていき、ある種の方向性に流れていくことが多いです。
もちろん、絶対にそうなるとは限りませんが…。
その理由は詳しくは不明ですが、東証が始まることによる経済活動の動きに合わせた為替取引の実需があるのかもしれませんね。
主要市場の動きと為替の関係
一般的にその国の主要市場が値上がりしている場合は、その国の通貨は買われます。
だったら、日経平均が上昇したらドルを売ればいいんじゃね?と思うかもしれませんが、必ずしも日経平均が上がったら円が買われるというわけではありません。
まあ、もしそう動くのなら、日経先物の動きを見て取引すれば簡単に利益が上げられますしね。
というわけで、日経平均が上がって始まっても下がって始まっても、その日によって上昇するときもあれば下向するときもあるようです。
ただどちらであれ、午前9時という時間帯が流れが変わるきっかけになることが多いようです。
勝てる時間帯と負ける時間帯
私のFX投資の判断基準は、基本的に移動平均線を参考にした順張りです。
投資するのは、わかりやすいのでドル円ばっかり。
なので、ある程度大きな流れに乗らないと利益を上げることが出来ません。
このような取引手法でエントリータイミングを狙うのにオススメの時間帯は、1日の内に2回あります。
日本の市場が始まる時間帯と、アメリカの市場が始まる時間帯です。
具体的な時間帯は…
ひとつは日本の株式市場が始まる9時~11時くらい。
この時間帯はドル円の取引が活性化していて、大きな1日の流れができやすい。
この時間帯に上昇していたら、その流れが夕方ぐらいまで続く傾向が多い…ような気がします。
この時間帯に下がっていたら、その日1日下がり続ける…あまり動きがないようなら、その日1日はパッとしない動き、このように判断します。
もうひとつは23時~1時くらいまでの期間。
つまりNY市場が始まった直後の時間帯ですね。
この時間帯もドルの売り買いが活発で、ドル円の動きが活発化します。
主要な指標が発表され、その影響で大きく動く場合もあります。
NY市場は夏時間・冬時間があるので、季節によって開始時間が変わります。
ですので微調整が必要ですが、だいたいこれくらいの時間帯で投資決定を行うことが多いです。
23時~翌日1時くらいのドル円の流れを見て投資判断すると、その流れが明け方ぐらいまで続く…ような気がします。
逆に勝率が引くくて負ける確率が高い時間帯があります。
18時~24時の間です。
この時間帯は素直な流れができづらく、上がるかな~と思ってエントリーしたらNY市場が始まって逆に下がる、下がるかな~と思ってエントリーしたらすぐに上がる、というようなことが多い…ような気がします。
この時間帯は、世界的に見ればヨーロッパ市場が始まる時間帯。
そのため、ドルや円には明確な流れができづらいのでしょう。
また、22時~24時にかけても、NY市場が始まったり重要な指標が発表されたりと、とにかく値動きが激しくなる傾向があります。
それまでの流れなどお構いなしに急激に上下するので、流れを読んで投資するのは難しいといえます
それよりも、もうちょっと待って、1時くらいに流れを見て投資した方が勝率が上がるのではないでしょうか。
FXトレードと時間帯まとめ
①9時~11時の為替の動きを見て、10:30分以降に投資判断をする。
②23時~1時の為替の動きを見て、00:30分以降に投資判断をする。
③18時~24時の間は取引をしない。
ドル円をメインにしている私の場合は、このようなルールで取引をしてみると、少しだけ勝率が上昇しました。
ユーロ/ドルやユーロ/円などのユーロがらみの通貨の場合は、ヨーロッパ市場が始まる夕方以降が値動きが大きくなる時間帯です。
通貨によって時間帯による流れの特徴が違うんですね。
例えばサラリーマンなので夜しか取引できないとか、ドル円の取引はやっていないとか、人それぞれにFX取引の環境は違うと思います。
ですので、「この時間帯に取引するといいよ!!」なんて一概には言えませんが、取引する時間帯は、チャート分析やニュースと同じくらい重要なのではないかと思っています。
自分が得意な時間帯を見つける。
これがFXで勝率を上げる重要なコツなのではないでしょうか。