FXの基礎知識

便利なIFD注文とIFO注文を解説!便利な注文方法でリスクを管理しよう。

ストリーミング注文、指値、OCO注文の3つが、FX投資の基本的な注文方法です。これらを理解すれば、FX投資で困ることはほとんどないと思います。

ですが、もう一歩進んでIFD注文IFO注文の仕組みを覚えれば、もっともっと投資しやすくなると思います。

これらの注文方法の特徴と、使用方法を紹介します。

IFD注文の特徴とは

IFD(イフダン)注文は指値注文と決済の指値注文をセットにした注文方法です。

メリットは指値注文が成立した瞬間、自動的に自分の設定した「利食いの指値注文」か「損切りの逆指値注文」かが発注される事。

例えば円ドルが100円だった場合に「95円で指値しといて、もし買えたら損切りライン90円の注文を発注!」という注文を出すことが可能です。もし95円になったら買い注文が成立し、同時に90円の逆指値も発注します。

注文成立と同時に損切りを発注することで、予想外に損失が拡大することを防ぐことが出来ます。逆に利食い注文を発注することも出来るので、応用次第で攻撃的にも使うことが出来ます。

あり得ないくらい下の方で指値しておいて、その少し上に利食いラインを設定。瞬間的な暴落とリバウンドに備える、みたいな事も可能ですね。

IFD注文を上手に使えば、利益の確定やリスクの管理に役立つでしょう。

IFO注文の特徴とは

IFO注文はIFD注文をより便利にした注文方法といっていいかもしれません。

「IDO注文は指値の新規注文とOCO注文を同時に発注することが出来ます」、なんて書くとややこしいですが、実際は簡単。

先ほど紹介したIFD注文では注文成立後に、指値か逆指値のどちらか一方しか注文することが出来ません。ですが、IDO注文ではそのどちらも発注することが出来るのです。

例えば円ドルが100円だった場合に「95円まで下がったら買おう。損切りラインは90円で、利食いラインは105円だ!」なんて注文を、たった1回の発注で行うことが出来ます。

この注文を有効に使う事が出来れば、たとえ仕事中でずっと市場が見れなかったとしても自分の思い通りに取引を行うことが出来るでしょう。

チャートを見て「このままここまで下がって…ここまでリバウンドするだろうな」なんて予測すれば、それを元にたった1度の発注で指値と利益確定、損切り注文を行うことが出来ます。

とても便利ですね。

 

これらの注文は買い(ロング)も売り(ショート)も使えますし、指値や逆指値も自由自在です。

現在100円だけど、105円に値上がりしたら(上昇トレンドだと判断して)買い!損切りラインは100円、利益確定ラインは120円!なんてことも可能です。

 

下手に感情が入ってこない分、純粋に自分の市場予測と向き合えるのではないでしょうか。

自分に明確な市場予測がある場合は、IFO注文が力を発揮するでしょう。

 

IFD注文やIFO注文は、一部のFX会社では取り扱っていない場合もあります。口座開設前にチェックしておくといいかもしれませんね。

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