FXの魅力のひとつに、高額のスワップポイントがあります。
スワップというのは”金利”のこと。
証拠金で25倍の取引ができるFXでは、単純計算で25倍の利息が受け取れることになります。
もし1年間ず~っと持ち続けたら、かなりのスワップポイントがもらえますね。
ということで、実際に検証してみました。
ドル円1万通貨を1年間放置していたらどれくらいの利益が上がるのか?
2019年の1月30日に、ちょうど10万円入金してあるDMMFXの口座でドル円を1万通貨購入しました。
それからぴったり1年後の2020年1月30日。
その口座状況がこちら。
右下に資産の日時が表示されていますが、確かに2020年1月30日です。
ドル円の為替の上下があるものの、トータルではかなりの利益となりました。
10万円の資産が11万7921円になっています。
ドル円は1年前よりも下がっているので、為替差損が-5,090円。
ですが、365日分のスワップポイントがなんと+22,993円です。
銀行にお金を預けたら、たとえ100万円でも、その利息なんて数十円。
そう考えるとFXの利息って圧倒的に多いですね。
ドル円1万通貨は約44,000円くらいで運用できます。
44,000円の運用で17,000円の利益が上がったとこになりますね。
例えばですが、440万用意して2019年1月30日~2020年1月30日の期間に100万通貨運用したとしたら、スワップポイントだけで1年間に170万円の利益がでたということに。
そう考えてみると、自分の判断でセコセコ取引を続けるよりも、ず~っと放置した方が遥かに利益率がよかったりするのではないでしょうか。
昔に比べてスワップポイントは下がったといわれていますが、少なくともドル円に関してはまだまだオイシイのがわかりますね。
オススメのスワップ投資法
放置しているだけでどんどん利息が積み上がっていくスワップ目的のFXですが、やっぱり大きく為替が動くと損失が出てしまう可能性があります。
そんな為替変動のリスクを最小限にするために、「ドルコスト平均法」を活用するのがオススメ。
ドルコスト平均法は株式投資で使われる手法のひとつ。
例えば毎月10万円分だけAという会社の株を定期的に買うと決める。
毎月10万円なので、A社の株価が下がれば株数を多く買え、上がれば少なく買うことになります。
これを続けると株価の変動が激しくても取得コストが平均化され、比較的安全に長期投資することができます。
例えば毎月証拠金1万円分だけ、ドル円を買う。
そんな感じで一定の金額を投資し続ければ、取得コストが平均化されて安全に運用できるでしょう。
また、自分が投資に回せる総資産の一部を長期投資に回すのも有効です。
現在、FX投資の口座に100万入っていて、それを使ってFXトレードを行っているとしたら、その内の30万円分だけFX長期投資に回す。
そんな風に分散投資すれば、資産をより安全に、確実に増やすことができるかもしれませんね。
実は危険すぎる!!スワップ目的の取引の注意点
FXを1年間長期投資した結果、スワップポイントがかなり侮れないことがわかりました。
でもスワップ目的の取引にも注意点はあります。
それは大きな値動きによる損失!
そしてロスカットです。
スワップ目的のFX投資は長期保有が基本。
なので思わぬ大きな損失を被るリスクがあります。
為替は大きく上下するので、大きく下がった場合強制的に決済されてしまいます。
長期的に保有するのが目的なのに、途中でロスカットになったら元も子もありません。
ドル円を1万通貨運用するなら、必要な証拠金の2倍くらい口座に入れておくのがいいでしょう。
資産を十分に入れておけばロスカットのリスクはほぼなくなります。
スワップ目的で1年間保有していたらロスカットされました
先ほど、DMMFXでドル円を1年間保有していたら、スワップで+22,993円になったと紹介しました。
スワップポイントはFX会社によって違うので、もっとポイントの高いところで長期保有した方がお得。
で、たくさんあるFX会社の中で最もスワップポイントが高いのがくりっく365です。
くりっく365で1年間(365日)保有したらどれくらいのスワップポイントがもらえるのか?
実際に検証したのですが…
結論から申し上げますと、くりっく365でドル円を1年保有したときにスワップポイントは28,679円でした。
DMMFXと比べて6,000円近く違いますね。
スワップ目的で投資するなら、必ずくりっく365にしましょう。
で、驚くべきはここからです。
2019年3月8日に1万通貨のドル円を購入し、それを1年間保有しようと思ったのですが…
そのちょうど1年後にロスカットされてしまったのです!!
2019年3月8日に約定価格111.110で購入。
2020年3月6日に約定価格105.160円で強制ロスカット!
スワップポイントは+28,679円でしたが、為替損失が-59,500円に。
コロナウイルスに端を発した世界経済の混乱と、リスク回避の円高ドル安のおかげです。
本来ならこんな損失を出す前に損切りすべきですが、長期保有が前提のスワップ投資となると、なかなか心理的に損切りしづらいもの。
「スワップで少しづつプラスになっているのだから、いつかは利益になるだろ…」
そんな甘い考えが大きな損失を招きました。
FXスワップ投資の恐ろしさ、難しさを、身を持って体験しました。
長期保有が前提とはいえ、しっかりと見通しをもってポジションを持つべきですし、損切りするときはしなければならないってわけですね。
スワップ投資まとめ
FXというと短期間でバリバリにトレードしてガンガンに利益を上げるイメージがあります。
ですが、長期的な視点に立つ方がより有効にFXのメリットを享受できるでしょう。
悩むこともありませんし、少しくらい損失が出ても、数カ月でその損失もスワップポイントがカバーしてくれます。
ですが、急激な値動きで損失が出る場合もあるので注意が必要です。
ロスカットされないような十分な資金を証拠金として入れておくのも大切。
確かに危険な一面もありますが、スワップがとても魅力的なのは確か。
スワップ目的のFXの長期投資、なかなか有効な運用法なのではないでしょうか。
*スワップ目的であれば、スワップポイントが高いくりっく365で運用しましょう!。